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1978年 | すいかの絞り汁の変化に興味を覚え植物のエキスの研究に入る。 この研究が後の「ゴ-ルド化粧水」の開発の発端となる。 |
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1982年 | 数千種類にわたるあらゆる植物のエキス抽出を手がけ最終的に柑橘類の抽出エキスがもっとも腐敗しにくいことを突き止める。その結果、6種類の柑橘果皮エキス、甘夏カン・宮内イヨカン・ネ-ブル・ハッサク・レモン・温州ミカンにキダチアロエエキスを配合した防腐剤を必要としないエキスが誕生する。 その後、故池田勇人元総理大臣の故満枝夫人により「ゴ-ルド化粧水」の命名を受ける。 故ファーストレディ池田満枝氏(故池田勇人元総理大臣夫人)の薦めにより元厚生省に商品化の為、相談。 元厚生省の調査で甘夏・宮内イヨカン・ハッサク・ネ-ブルのエキスが新規新成分であることが判明。このため新規物質の安全性確認の研究を余儀なくされた。 |
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1983年 | 「新規物質」の為、安全性確認試験は日本国内での研究機関に頼れず世界3大研究機関の一つとしてまた、癌研究で知名度の高いイギリスはロンドンにあるハンティンドンリサ-チセンタ-に化粧水の安全性全テストの依頼をする。 |
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1984年 | 化粧水が防腐剤を必要としない理由を解明するために東京都立衛生研究所に共同研究を依頼する。 |
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1985年 | これらの研究結果をもとに厚生省から「新規新製品」第1号として 製造販売許可がおりる。 |
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1986年 | 第51回日本食品衛生学会にて東京都立衛生研究所により発表 発表内容 |
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1987年 | 財団法人・日本食品分析センタ-での研究結果が新聞で発表され「化粧水で水虫がなおる」と反響を呼ぶ。 |
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1989年 | 「新規化粧品」として日本国発明特許取得する。 |
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1990年 | 化粧水愛用者から頭皮のかゆみを抑えるために化粧水を使用したら髪の毛が生えてきたとの報告を受け、社団法人 北里研究所と共同で「ゴ-ルド化粧水の育毛効果」の研究を開始。 社団法人 日本毛髪科学協会と社団法人 北里研究所の協力を得、まずは柑橘果皮エキスに含まれるD-リモネンに着目し研究に入る。結果、D-リモネンが毛母細胞に細胞分裂のエネルギ-を与えるアデノシン三リン酸(ATP)の製造を阻害する酵素として知られる5αリダクタ-ゼを阻害することが判明。特許を申請する。 アメリカ合衆国 育毛剤特許取得 台湾 育毛剤特許取得 ドイツ・イギリス・フランス・香港 育毛剤特許取得 シンガポ-ル 育毛剤特許取得 |
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1992年 | アメリカ特許取得 「育毛剤」 |
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1993年 | 台湾特許取得 「5αリダクターゼ阻害剤」 |
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1994年 | ドイツ、イギリス、フランス特許取得 「育毛剤」 シンガポール特許取得 「育毛剤」 |
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1995年 | 育毛、発毛の報告があいついだ為、究明されているDリモネンの他にも要因があるとみなし再び育毛の研究に入る。当時一般的に育毛剤では毛母細胞に注目があつまり、毛母細胞を中心に研究がてがけられて商品開発がおこなわれていた。しかしながら、ゴ-ルド化粧水の今回の研究においては、そこから離れ、毛母細胞をつくり出している毛乳頭細胞に着目する。そこでついに「ゴ-ルド化粧水」には毛母細胞を増殖するに欠かせない毛乳頭細胞の増殖を促進する数種のアミノ酸を含むペプチドがあることを発見する。「ゴ-ルド化粧水」のペプチドは、市販の薬品や育毛剤の有効成分として周知の漢方エキスが配合されている薬用育毛剤よりも150%も毛乳頭細胞を増殖することが明らかにされた。 香港特許取得 「育毛剤」 香粧品学会での発表を拒まれ、薬学会での発表の申請をする。 |
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1996年 | 石川県金沢市での第116年回日本薬学会の発表に至る。 毛乳頭細胞の増殖効果を持つ物質が特定されたのは、世界でも例がなかった。従来の育毛・養毛剤は毛根につながる血管を拡大させ栄養分を多く送ることによって養毛効果をねらったものが大半であったが、甘夏かんの果皮エキスを精製した物質は直接毛乳頭細胞の増殖につながるということでメディア媒体を通して反響をよんだ。 日本国成分特許取得 毛乳頭細胞増殖促進作用を有するペプチド 日本国特許 育毛剤 アメリカ合衆国 毛乳頭細胞増殖促進作用を有する育毛剤(生薬) アメリカ合衆国 毛乳頭細胞増殖促進作用を有するペプチド及び育毛剤 |
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1999年 | 日本特許取得 「毛乳頭細胞増殖促進作用を有するペプチド」日本特許取得 「育毛剤」 |
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2000年 | アメリカ特許取得 「毛乳頭細胞増殖促進作用を有する育毛剤」 アメリカ特許取得 「毛乳頭細胞増殖促進作用を有するペプチド及び育毛剤」 |
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2001年 5月 |
柑橘果皮エキスゴールドの飲用臨床を始める。 |
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2002年 | 長年育毛患者にゴールド柑橘果皮エキスを使用してきた福岡在住、生命科学総合研究所、所長岡村靖先生に臨床結果の話を持っていく。岡村先生による臨床を始める。 岡村靖先生プロファイル:医学博士、産業医科大学名誉教授、財団法人生命科学総合研究所理事長、免疫療法センター所長、生態防御療法研究会会長、日本心療内科学会理事、日本心身医学会研修指導医、国際医療協会理事、日本総合医学会顧問、日本会議福岡常任理事 |
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2003年 | 「ゴールド化粧水」誕生から研究を続けていた柑橘果皮エキス、植物エキス、抽出液果皮(産業廃棄物)等を利用し、無農薬野菜を供給するための土作りに成功。「母なるたい肥」と命名。有限会社MCF設立。しかしながらたい肥を作る為の場所の確保ができず、たい肥資材販売開始。 農薬と異なり、殺虫よりも害虫を寄り付けなくするための研究に力をいれる。土の栄養を高めることにより病気に打ち勝つ野菜作りを目指し、害虫の嫌う植物エキス(柑橘果皮エキスを含む)を土に配合することにより農薬に頼ることなく作る人にも食べる人にも安心安全を与えることを目的とした。 |
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2004年 | 北里研究所の小宮山先生に抗癌作用の研究依頼。 |
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2005年 | 癌細胞、KB/VJ300(人口腔癌細胞由来、抗癌剤であるビンクリスチンに対して約1000倍耐性の細胞)を使用し柑橘果皮エキスゴールドの細胞増殖に対する作用を調べる。 結果: ビンクリスチンとの併用において原液の2倍希釈までであるが、細胞増殖抑制が認められた。用いた癌細胞は人為的にビンクリスチンに耐性を獲得させた。耐性でない細胞は13ng/mLと低濃度で細胞が半分死亡するが、耐性となった細胞は約1000ng/mLの濃度でやっと半分の細胞が死亡する。実験で用いたビンクリスチンの濃度は100ng/mLであり、この状態で柑橘果皮エキスゴールドを細胞に振りかけると耐性細胞が約2/3死亡。この結果をもとに以後の研究のプロトコール作成に入る。 |
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2008年 | 第128回日本薬学会において「柑橘果皮エキスの抗炎症作用――TNF-α産生抑制」 6年間における臨床結果を基に北里研究所及びいわき明星大学に科学的証明を依頼。柑橘果皮エキスの抗癌作用成分として現在認められている成分等はノベルチン、ミルセン、フラボノイド、ビタミンC。世界各国において(特にアメリカ、イギリス)柑橘果皮エキスの抗癌、抗炎症、抗アレルギー、C型肝炎の作用に関しての研究は著しい。残念ながら今回の研究においては主成分の確定はできないままに終わる。上記結果及び論文提出のための研究を続ける。C型肝炎の研究に入る。人症例は今後も続ける。 |
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2009年 | シミング リー博士、ウエルジェン所属(当時)、に癌細胞に効果を及ぼしているとされる主成分及び量の確定に弊社商品の研究を委ねる。 |
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シミング リー博士 | |||||||
ニュージャージー州 ロトガー大学 客員教授、食科学部門 |
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2010年 | |||||||
ニュージャージー州、ウエルジェンにおいて in vivo 研究に入る。 |
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2010年 8月22日 |
アメリカ、ボストン、アメリカンケミカルソサイアティ(アメリカ薬学会) にて抗癌、発癌予防の研究発表。 |
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2010年 12月17日 |
ハワイで開催されたパシフィックケム(ACS)薬学会で抗癌作用の発表。 Academic Council the U.N. System Citation of Special Meri The U.S. President’s Council Gold Award 受賞 |
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2011年 8月 |
柑橘果皮エキス抗癌作用でアメリカでPCT加盟国全てに特許申請 |
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2012年 2月 |
アメリカと台湾にて特許申請:前立腺癌治療法 |
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2012年 5月18日 |
中国、北京において開催される第5回World Congress
Conference (World Cancer Congress 2012)にてシミング リー博士(ニュージャージー州、ロトガー大学)による柑橘果皮エキスの抗癌作用の発表。 「肺癌及び前立腺癌」 |
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2012年 5月20日 |
中国、北京において開催される第5回World Congress
Conference (World Cancer Congress 2012)にてシミング リー博士(ニュージャージー州、ロトガー大学)による柑橘果皮エキスの抗癌作用の発表。 「柑橘果皮のポリメソキシフラボンの動物実験抗腫瘍作用」 |
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2012年 12月 |
ドイツ文献"Molecular Nutritrion and Food Research" Effective suppression of azoxymethane-induced aberrant crypt foci formation in mice with citrus peel flavonoids 英国文献"Food Science and Human Wellness" Inhibition of citrus flavonoids on 12-O-tetradecanoylphorbol 13-acetate-induced skin inflammation and tumorigenesis in mice 英国文献 "Food & Function" Potent anti-cancer effect of citrus peel flavonoids in human prostate xenograft tumors |
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2013年 3月8日 |
アメリカ特許取得 「前立腺癌治療法」 |
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2013年 5月11日-12日 |
第13回国際学会---- 機能性・医薬食品 ----京都府立医大主催 (学会内容 リンク先こちら)
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2013年 7月24日 |
ヒト肺癌細胞(CL1-5、H322M)及び膀胱癌細胞(TCC-SUP、TSGH-8301)抗増殖作用が判明。脾臓及び皮膚において炎症応答を調整しGL200μLで乾癬を減少。動物実験を開始。 |
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2013年 8月20日-22日 |
第14回国際学会開催 カリフォルニア大学ロスアンジェルスにて –慢性炎症管理における機能性食品と生物活性成分: 科学的及び合理的用途 「Presentation Award」受賞 (リンク先こちら)。悪性度の高い肺癌CL1-5の動物実験結果も発表。 この学会では国立中興大学のリン博士による進行中のCL1-5などを含むいくつかの動物実験結果の一部もアメリカ、ニュージャージー州、ロトガー大学のリー博士により発表された。 (スライド一部リンク先こちら) |
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2013年 8月23日 |
アメリカ特許取得「US8,425,952,B2」前立腺癌治療法 20年(特許登録2011年8月20日) |
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2013年 11月5日-11日 |
2013年 International Conference & Exhibition on Nutraceuticals and Functional Foods 台北、台湾にて -複数の柑橘果皮を調合したエキスが免疫樹状細胞の機能を弱め、アレルギー性接触過敏症を減少させる 要旨、共同研究機関、及び参考文献(リンク先こちら) |
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2014年 5月10日-11日 |
2014年 第15回International Conference of Functional Food – 3rd International Symposiumがドイツのレゲンズブルグ市で開催。主催はレゲンズブルグ大学のクラウス ランゲ博士。弊社のエキスの研究発表は10日と11日に亘り発表されました。今回もAwardにノミネートされましたが、残念ながら受賞には至りませんでした。 カンファレンスタイトルは、Mental, Neurological and other Chronic Disorders ラトガー大学リー博士による発表の要旨 (リンク先こちら) 台湾、中興大学リン博士による動物実験結果発表の要旨 (リンク先こちら) |
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2014年 7月26日~ |
中国四川省成都市での第16回国際機能性食品学会において発表。 |
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2014年 10月14日‐17日 |
イスタンブール、トルコにおいてISNFF学会にてバグチ博士により肺癌細胞株A549及びCL1-5研究発表が行われた。台湾中興大学リン博士及び14人の博士課程生徒達による研究結果。 (リンク先こちら) |
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2014年 10月17日-19日 |
第64回日本泌尿器科学会中部総会にて患者症例の発表がおおむらクリニック・大村先生、及びかげやま医院・影山先生により行われた。 共演者:大村院長、影山院長、藤枝市立総合病院泌尿器科部長・速水先生、静岡県立大学大学院薬食臨床推進センター・山田所長等 (リンク先こちら) |
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2014年 11月5日-6日 |
第2回国際薬食学会にて米ロトガー大学・黄岡師範大学リー博士(リンク先こちら) 及び台湾、中興大学リン博士(リンク先こちら)により行われた。 |
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2015年 4月18日-21日 |
金沢市で開催される金沢大学主催・第103回日本泌尿器科学会総会にて招待展示を行う。 |
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2015年 6月12日 |
日本特許取得「5760098」前立腺癌治療薬 20年 |
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2015年 6月 |
カナダ特許取得追加 前立腺癌治療法 20年 |
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2015年 8月19日 |
台湾特許取得「10421103200」前立腺癌治療法 20年 |
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2015年 9月4日~ |
獨協医科大学主催メンズヘルス学会にて岐阜、おおむらクリニック院長による発表。 | ||||||
2016年 4月23日-25日 |
第104回日本泌尿器科学会総会にて患者症例の継続管理追跡調査発表。 (1年半経過後)が、静岡県かげやま医院・影山院長先生により行われた。 共演者: 藤枝市立総合病院泌尿器科部長・速水慎介医学博士 (静岡県) おおむらクリニック・大村政治院長 (岐阜県) 静岡県立大学大学院薬食臨床推進センター・山田静雄薬学博士センター長 (静岡県)他 |
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2016年 11月16日 |
日本平第3回国際薬食学会で台湾国立大学パン先生による動物実験結果の発表。 |
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2017年 5月30日 |
獣医学学術誌初版で実験結果の論文が受け入れられ掲載されました。 18匹の抗癌剤の補助薬としてゴールドエキス1日合計4mLをサプリメントとして与え、消化器、リンパ腫、皮膚繊維肉腫などの癌に侵されている猫を対象にしたイタリアでの研究結果です。 http://www.alliedacademies.org/veterinary-medicine-and-allied-science/ 内容は上記でご確認ください。 台湾とメキシコ、2か国での「痛み」「緩和ケア」の研究が終了。 クオリティーオブライフを高める論文作成中。 |
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2018年 4月19日~ |
京都医大主催・第106回日本泌尿器科学会総会にて静岡県かげやまクリニック院長による経過観察患者の3年目追跡調査結果発表。スライド一部紹介(リンク先こちら)。乾癬(慢性の皮膚病)の研究論文がthe Science of Food and Agricultureに受け入れられた。(リンク先に関しては左記学術誌参照)。 |
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2020年 3月22日 |
「痛み」研究の一環である外傷性脳障害(TBI)の研究論文が受理・掲載 学術誌名: Food Science and Nutrition 題名: 柑橘果皮からのフラボノイドを基礎に持つ調合されたエキスのリピート投与がラットにおける炎症由来の痛みを有意に低下させる 共著者及び機関: 1)Tommaso Iannitti、Alessandro Di Cerbo、Anna Rita Loschi、 Stefano Rea、Michiko Suzawa、Julio César morales-Medina Charles River Discovery Research Services, UK; School of Biosciences and Veterinary Medicine, University of Camerino, Italy; Centro de Investigación en Reproducción Animal, CINVESTAV-Universidad, Mexico 2)須澤美智子 (有)ミヤウチ柑橘研究所 リンク先: https://www.foodscience-nutrition.com 要旨: 痛み治療は、特に重篤な副作用を持つオピオイド薬の使用増加に伴い公衆衛生の懸念の1つとなっている。フラボノイドは、感情や抗有害性プロセスを含み様々な生理的機能を調節する事が出来る。ゴールド化粧水はフラボノイドを豊富に含む6種類の柑橘果皮エキスから構成されている自然商品である。我々はゴールドをリピート投与し、ラットでのOFT、FST、vFT試験を行った。vFTは、触刺激に対して感じる機械的異痛症を評価する試験であるが、ゴールド、GL、での処置は、この機械的異痛症を軽減した。一方でOFT及びFSTテストでの評価はラットの行動を調節するには至らなかった。これらの結果から、GLを消費する事で炎症による痛みを抑制する事が出来ると考えられる。 |
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2020年 4月27日 |
「痛み」研究の一環である外傷性脳障害(TBI)の研究論文が受理・掲載 学術誌名: Food Science and Human Wellness 題名: 柑橘果皮エキスで構成されたゴールド化粧水が外傷性脳障害のラットの認知及び機能回復を改善する 共著者及び機関: 1)Guang Cheng、Naiyao Cheng、 Zhiwei Yue、 Liwen Wang、Hui Zhao 華北理工大学(血液学・唐山キー ラボ、展開医療) 天津キー ラボ(食と生物工学)、生物工学と食科学大学、天津商業大学 2)宮内ユタカ、須澤美智子 (有)ミヤウチ柑橘研究所 3)Shiming Li, Chi-Tang Ho ニュージャージー州立大学(食科学) リンク先: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S221345302031 結論: ゴールド化粧水は神経へのダメージ及び神経機能障害を軽減出来うる。そのメカニズムは、神経性障害に関与するGFAP、OX-42、TNF-α、COX-2、NF-κB、及びTLR-4を含むダメージマーカーを低下させるだけでなく傷害領域の神経細胞を保護する役割を担うVEGFの発現を促進している事にあると考えられる。 |
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2020年 12月10日 |
食品接触材料で認められている酸化チタンを使い陽極酸化被膜処理及び12月10日 無処理のアルミ表面への抗菌作用 学術誌:MDPI biology www.mdpi.com/journal/biology 著者:Alessandro Di Cerbo, Andrea Mescola, Ramona Iseppi, Roberto Canton, Giacomo Rossi, Roberta Stocchi, Anna Rita Loschi, Andrea Alessandrini, Stefano Rea, Carla Sabia まとめ:食品業界における1つの関心として食品が接触するアルミニウム ナノテク酸化チタン表面での微生物付着による汚染に対して陽極酸化皮膜処理をUV、アルコール(70%)、ゴールド化粧水で行い、グラム陽性菌4種(リステリア、ファカーリス菌、セレウス菌、黄色ブドウ球菌)とグラム陰性菌4種(E-Coli、緑膿菌、サルモネラ菌、エルニシア腸炎)に対しての抗菌・殺菌作用を調べた。研究結果は自然商品であるゴールド(GL)が、消毒・殺菌剤としてアルカリ洗剤の代わりに使用可能である事を暗示した。食品に接触する安全な材料として使われているアルミニウムであるが、アルカリによって腐食を起こしナノ粒子を放出し食品内に蓄積、最終的には体内に入っていく。自然商品であるゴールドは、ナリンジン、ヘスペリジン、ノビレチンなどフラボノイドを多く含有する事で知られている。我々の今回の研究は今後の食品業界においてこういった自然成分が腐食性の消毒・殺菌剤に代替できる可能性を証明した革新的研究であったと考える。 |